2012年9月24日月曜日

山に生きる。

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嘘のない笑顔。

一日目のトレッキングを終えて山岳民族の村に着いた。靴は泥だらけで、服もだいぶずぶ濡れ。

そんな僕らを迎えてくれたのはおじいちゃんの優しい優しい笑顔。

"旅行者の存在は村にとって迷惑に感じられているのではないか"

そんな不安を吹き飛ばしてくれた、心の晴れる笑顔。


こころを暖めてもらったと同時に、

どうしたらこんな優しい可愛い笑顔ができるのだろうと不思議に思ってしまうほど。

顔にあるひとつひとつのしわに、このおじいちゃんの人生の幸せが見えた気がした。


他の村人の人たちも「サワディーカー。」こんにちは)に笑顔の返事。

恥ずかしがって近づいてきてくれない子供たちとの微妙な距離感。

少しづつ見えてくる暮らしぶり。

「トレッキングにきてよかった。」


ぼくとみほさんの口からその言葉がこぼれた。


宿泊先を提供してくれているところの女の子。

英語が少しわかるようですが、話すことはできない。

そこからはこころのキャッチボール。

表情とジェスチャーでの会話、言葉のない会話。

それでも伝わっていく会話が楽しくて笑顔が自然にこぼれる。

彼女にはおもちゃ箱があって少しのおもちゃが中に。

ずいぶん昔のものから、旅人があげたのだろうと思われるその場にそぐわない真新しいものまで

そこに僕の世界一周始まったときからバックになぜか入っていたエルモを仲間に加えてもらった。

素敵な笑顔と交換に。




山岳の民族の暮らしに。

家の吹き抜け窓のような部分から見える景色。電気、ガス、水道がない暮らしがここにある。

木の板が簡単に打ち付けられてできたような壁に、竹を細長く切ったものを並べただけの床。

これがここでの常識。僕はただそれを受け入れていくだけ。


子供たちは色塗りに夢中。この村にもどうやら小学校があるようす。

このこたちは勉強で物事を学んでいったら、この村を出るのだろうか。

10年後、20年後この村がどうなるのかはわかりません。





ガイドとお母さんが作ってくれたカレーに野菜の炒め物。

だんだんと夜の帳が降りてきた。キャンドルを囲って食べる食事。

トレッキングを経て、みんなが家族になったみたい。


ご飯の後、僕とみほさんを残して他のみんなはあっという間に寝にいく。

僕らはまたあの女の子と遊び始めた。

持ってきた折り紙を使って、僕は紙飛行機を、みほさんは鶴を。

僕、この歳になってもまだ鶴折れませんでした。

ひとつひとつの折り方を根気よく教えてあげるみほさん。

僕よりこの子のほうがうまかったのは内緒。



なにも不自然な様子もなく日本語で話すみほさんと、夢中になる女の子。

新しい折り紙を渡すと、今度は自分で船を作る。

僕らは折り方を教えたけど、ほんとはそんなことは必要ないかもしれない。

何を作ってくれてもいいんです。

くしゃくしゃで失敗した折り目が何個重なってもいい。

きっとすべて想像力でそんなものは関係なくなります。

僕は40枚、ここに折り紙を置いてきた。

伝わっていないかもしれませんが友達と一緒に遊ぶ姿が想像できたので

「置いていこう。」そうふと思えたから。


途中、起きてきたイスラエル人のイアルが僕らを見てこんなことを言ってくれた。

「きみたちのやっていることはとても素晴らしいね。」

ただ子供っぽい自分。

現地の子供の笑顔が見たくて持ってきたものですが、

そんな言葉をかけてもらえるとは思ってもみなかった。

その言葉に恥ずかしくなって顔を伏せながら、夢中の女の子を見つめた。


夜は蚊帳に入って寝る。

山の夜と朝はひんやり涼しくて本当に気持ちよく寝れた。

蚊帳に入って横になると、なんだか懐かしい気持ちがよみがえる。

小学校の頃、同じ地区のみんなといった夏のキャンプ。

大きな運動会用のテントに蚊帳をつけてみんなで寝たことがあったっけ。

実は蚊が中に入っていて、何カ所も刺されたなぁ。

決して高級ではないけれどあの寝床にまた戻りたい。

そんな僕の記憶を思い出させてくれた。




















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"貧しい"を見て比べることが大切なんじゃない。

人間が生きていくのに最低限なくてはならないものはなにか、

それをこころに持つことが大切なんじゃないか、と思う。

その経験をあなたは持っていますか?

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