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バンコクから車で1時間程。空いた時間帯の道路を車が飛ばす。
タイの運転手はスピードをだすのが好きみたい。想像以上にバンコクの交通は発達していた。
道路は舗装され、高速があり、信号がある。
太陽が高くなると車に、3人乗りのバイク、トゥクトゥクまでが路上にあふれる。
信号は交通に秩序と効率化をあたえるのか。
運転手が赤から青に変わる瞬間をいらいらと待つ表情をぼくはあまり好きではない。
フィリピンに留学した時の都市、バコロドにはあまり信号というものがなかった。
「Chaos!!」
道を横切る人、すれすれを通り過ぎる車。
車で連れ回してくれた先生とはよくこういって笑いあった。
ぼくもよく、小学生みたいに手を挙げて道路を渡ってた。
それでも秩序がないように見えて、そこにはたくさんの譲りあいや共通の認識が確かにあった。
赤信号をゆっくり待つ。スピードは街中では60キロも出さない。
すべては道路を渡る人を気遣って。
決して荒々しさを持たない、そういった認識が世界規模でももっとあればいいのに。
水に浮かべて。
水路に船を浮かべて商売を行うフローティングマーケット。
午前の陽射しに野菜の緑が反射し、色とりどりフルーツは宝石のように光る。
水路はこまかくこまかく入り組む。
異なる文化に触れて、子供の目は自然に輝く。ぼくはどんな目でこの景色を見ていただろうか。
大人はこんな目をとりもどせるのだろうか。
"小さい頃にこのような目ができた"、という自信。
自分が父親になるなら、子供にこの目をさせられる経験を積ませたい。
言葉にできなくても、感じることはできるはず。そのひとときを見守れたら、それは幸せです。
水路はここの生活の一部。
なにか心に残せる表現ができていたでしょうか?
まだまだですね。努力します。
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