2012年11月2日金曜日

インドなんてきらいだよ。

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インド編ラストエントリー。エジプトでピラミッドなう!



コルカタから入って今日、ムンバイからインドを出る。1ヶ月以上滞在したインド。

コルカタでボランティアをして、ダージリンでヒマラヤを眺めて、バラナシで沐浴をして、アグラでタージマハルに圧倒されて、アムリトサルでシーク教を学び、ジョードプルで瞑想した。

ぼくインド嫌いだよ。もういいや。この国を出ることにだってせいせいしてる。

もうインドの人の多さに疲れなくてすむ。

無駄にうまい日本語や中途半端な日本語に付き合わなくてもすむ。

平気な笑顔でぼったくりしてくるやつもいなくなる。

バカみたいにデカい声で怒るやつもいなくなる。

道を歩く時、意味の分からないバイク運転とクラクションの音に脅えないですむ。

道ばたにある、臭い牛のうんこもヤギのうんこも踏まなくてすむ。臭わなくなる。

野良犬に吠えられて、追いかけられる恐怖ともお別れできる。

カレー味ばっかりの料理に、不衛生な食事ともお別れだ。



でも、なんだろう。。。好きなものもいくつかあったよね。

使い捨てのコップにいれられたチャイ、お腹を壊しても飲みたいラッシー。

無駄に甘すぎるお菓子の数々。

投げかけてくる意味の分からない男から男へのウインク。

仲良くなるとすぐにブラザーって呼んでくれる親しみやすさ。

遠くからでもかけてくる「コンニチハ!」の挨拶。

一瞬で花開く曇りのない笑顔。その人の人柄を刻み込んだ目尻のしわ。

日本人をほんとうに好いてくれてるインド人たち。

どこまでも透き通った目をした写真好きな子供たち。

汚い国なのに、世界を圧倒させられる美しさを持つインドの建築物たち。


そういえば、ぼくは言葉にならない経験をたくさん積んだ気がする。

もちろんブログに書いてきたことは全部ぼくの経験だけど、実体験に言葉は敵わない。

ぼくの言葉と写真は、"楽しそう"を伝えられればじゅうぶんだ。

だって、本当はこの文章を読む人自身のからだで体験してもらいたいんだから。

読んでくれる人の考えにちょっと入り込んで、ちょっとだけ行動を変えるきっかけになれればいい。

ぼくは毎日ブログを書いてるけど、文章にしきれなかった体験や瞬間が僕の旅にはもっともっと詰まってる。

"世界って本当にきびしくて、たのしくて、やさしい。"

ぼくはいつもカメラを持ち歩いているけれど、困って焦った時にカメラは出せない。

ぼくがいかに旅を楽しんだかは実は写真に残せなかった思い出のなかにある。



インドに入った初日に出会ったムンバイの医学生。
日本でプログラマーとして働き、日本人の奥さんも持つカン。
ぼくを村に誘ってくれた、カシミヤショールのオーナー。
ダージリンでティーをおごってくれたキショールと息子のラウール。
洪水で電車に遅れそうになったとき、バスを降りて一緒に歩いてくれた夫婦。
バラナシの日本人宿ではたらく、お茶目なスタッフ。
夜行列車でぼくの体長不良を気遣ってくれたインド人家族。
ムスリムのイベントに招いてくれた宿のオーナー。


ここに書いて思った。ぼくいろんなインド人に会って、助けてもらって優しくされたんだ。
本当はわかってたけども、あえて嘘をつきました。


どんなに食事があわなくたって、病気になったって、インドにはぼくを優しく受け入れてくれた人たちがいる。
それがあるだけで、ぼくはこの国を嫌いになれなかった。
そして今回は出会うことの出来なかった優しくしてくれる人はまだまだいるって信じられる。




実はインドも最後の夜、真夜中の3時に宿を出て駅まで歩くはずだったけどインド人に助けられた。
道には野犬があふれていて吠えながら追いかけてくる。

バイクですれ違ったインド人がハイタッチを求めてきたから応じたら、戻ってきて「いま歩くのは危険だ」って言って3人乗りで駅まで送ってくれた。

大げさだったかもしれないけど、駅に着いた時きつくそのインド人を抱擁した。
この1ヶ月の旅を無事過ごせたことの感謝をそこに込めたから。






「ぼく、やっぱりインドが好きです。」




電車時間もぎりぎりで、正直歩いてたら間に合わなかった。
電車に乗り込んで安心したら、目からも汗をかいた。
からだが、こころが暑かったからすぐには止められなかった。



ぼくにとってこの国は"カルチャーショック"という言葉におさまりきらないインパクトと人間らしさ、"日本の当たり前に潜むなにが大切か"ということを教えてくれる先生であった。

一生に一度は訪れる価値があるというのはわかった気がする。

"インドにはないものであふれていて、大切なことであふれているから。"

インドは好きな人と嫌いな人に別れると聞く。
でもぼくはまた来たいよ、インド。


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インドには、ないものであふれているのに

目に見えない大切なものもあふれていた。

日本にはないものがほとんどないのに

一番大切なものはお金で買えなくて

ぼくらは困っていることを思い出した。

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今日も読んでいただいてありがとうございました。
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次の国のエジプトもにぎやかな国らしいですけどね!

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