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ダハブの朝日はここの雰囲気のようにゆっくりとしている印象。
海はほとんど波うたず、「まだ起きたくない。」といっている子供のようだった。
地球もまだ眠っていたのかな。
エジプトの料理、コシャリ。10ポンド(約150円)以内でお腹いっぱい食べられる。
トマトソースの味付けに、ごはん、パスタ、マカロニ、豆がまぜた料理。
トマトにあう炭水化物さんたちに一度にお目にかかれます。
辛かったりもするけど僕は好きだった。
酸味の利いたレモンソースやフライドエシャロットも欠かせない。
食べてみておもったけどきっとこの料理は
トマトソース好きが好きな炭水化物を全部混ぜて偶然出来た料理かなという気がした。
海外に出て、いろんな国のお菓子や食事を食べるけど
シンプルなのに日本にはない組み合わせの料理がたくさんあったから
帰国後はぜひ自分のものにして、友達にふるまおう。
海外の料理を囲んで、大切な友達を集めて、世界一周の話できたら絶対に楽しいな。
「こおおおおおおおおおおおっっっっっしゃり!!!!!」
と僕の出来ない巻き舌を使ってお昼にあわせて
あのコシャリおじさんはセブンへブンゲストハウスの近くに来る。
「いい写真撮れた。」と満足したつもりでいたら
「だめだ、だめだ。こうしなきゃ!」
コシャリおじさんを笑いながら、カメラのレンズをのぞく。
つくられたポーズを撮るのはあまり好きではないけど、レンズの向こう側の表情は楽しそうに見えた。
「よし、よし、よし。グッド。」
なんとか合格点をもらえました。。。
お昼を過ぎて眠くなってくる。
そうすると"FREINDS"というお店に向かう。
"Come as a guest,Leave as a friends"
お客さんとして来て、友達になって出る。
そのお店のポリシーのような言葉通り、フレンドリーなスタッフたち。
3日間通い詰めた僕はそれ以上いたら、その店に沈没したとおもう。
それくらい大好きなお店。
いつも注文したマンゴーマンゴーと"シーシャ"と呼ばれるアラビア発祥の水タバコ。
マンゴーマンゴーは繊維も残った、100%マンゴーのひんやりしたジュースにアイス。
店員さんの気分によってトレハースがついたり、メロンが付いたり。
シーシャの香りが僕は好き。
タバコは一度もすったことがないし、吸わないと決めている僕だけど
どうしてもルパン三世がつくったような煙の輪がつくりたくてやったことがある。
味の種類も様々で、アップルやウォーターメロン、ローズやスパイスなどもある。
煙はあまり好きではなくてむせてしまうこともあるけど、
煙のふんわりした味わいや煙を吐いた後に漂う香りが好き。
ただ"水を濾過して吸う煙には毒素が少ない、ニコチンもないから中毒性もない。"
というのは多少誤解があるようなので自分の判断に責任を持ってください。
友達と一緒にそれぞれ異なる味の水タバコを交換して楽しむ。
のんびりとして、自分の好きなことをして、自然と会話もひろがって、いつのまにか笑いあう。
やらなきゃいけないことがあっても、みんなといると楽しくて全然すすまない。
これはちょっと悪い影響ですね。
アラビアスタイルはソファが大きくて、クッションが多い。
ひろびろとしたその空間が僕を虜にして、帰れなくなった。
海の音を聞いていたら、音楽なんていらなくて。
ふと上を見上げたら、海にも負けない蒼い空がひろがっていて。
その空がオレンジ色に染まっていくまでぼーっと眺める。
あたまもぼーっとしているのにふと思う。
人生の楽しみ方はたくさんあるなって。
だれにも負けないくらい動くことから、地に根を張って動かない木みたいに動かずに
まわりが移ろい変わるのを眺める楽しみ方まで。
"世界"という規模での人間は、本当にいろんな人生の楽しみ方を持っている。
その価値観を自分のなかでほしいものを拾って、いらないものは捨てる。
手段にこだわって、いつのまにか"手段が目的になってしまう"のは人間共通だろうけど、
周りの目を気にする意識が強い日本人はさらにそう。
こだわりの先にある壁をぶち破って世界で最も高い技術を生み出す日本。
そんな日本人を誇りに思うし、やっぱり大好きだけど
"日本の社会"っていう手段にとらわれないでほしい。
ビジネスに限っていってるんじゃない。
もっと生き方の問題。
世界が横にひろがったいまなら人生の楽しみ方も生き方も
もっともっと可能性に溢れてる。
それを僕はいま実感して世界を旅してます。
今日も読んでいただいてありがとうございました。
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