2012年11月3日土曜日

ピラミッドに想う。

世界一周ブログランキングに参加しています。
この文章があなたのこころになにかのこせましたらクリックしていただけると嬉しいです。
ランキング1位目指します。

にほんブログ村 旅行ブログ 世界一周へ
にほんブログ村

ケータイの方は下の文字のクリックをお願いします。
スマートフォンの方はウェブバージョンで見ていただけるとより見やすくなっています。
画面一番下からどうぞ。

カイロからダハブに来ました。





インドからエジプト、カイロに着いた。
乾燥した大地に、荒涼とした岩肌をもつ山々がそびえるアラビア半島の上空を超えてこの地までやってきた。
日本との時差7時間がその距離をあらためて僕に感じさせる。
窓から見えてきたカイロの都市はエジプトの大地の色のように茶色に統一された大きな大きな都市だった。

空港でひとりの友達と合流する。大学1年の頃からの友達で、アフリカを横断して髪の毛も雰囲気もすっかりアフリカの土地に染まったような印象。久しぶりの再会にすこしびっくり。

一緒に宿をカイロにある有名な日本人宿サファリに行くことに決めた。
とてもとても古いビルにいくつかの宿がある。深夜特急で読んだ際に出てきたような宿。
たくさんの漫画が置かれ、小説が置かれ、飾られた写真がここで過ごした人のおおさを物語る。
いつの時代のものかわからないような動かないエレベーターは逆に使いたくない。
螺旋状につくられた階段はあまりにも薄く、ジャンプをすれば抜けてしまいそう。
見た目も、造りも魔法で保たれてるような不思議な造りだった。

カイロの街中はインドに近い雰囲気もあるけども衛生面はあまり心配のいらないような気がした。
独特のおいしい食事に、騒々しいけれどもごちゃごちゃに整った町並み、声は大きいけれど話しかけると助けてくれる人々。

"僕には、旅人には、人間には、どこに行っても助けてくれる人がいる。"
そんなことをぼくは自分のこころに何度も言い聞かせてきた。
やっぱり間違っていない気がするよ。
友達のいるイスラエルに向かうための経由地でしかないカイロ。
次の日の夜には透き通った海、楽園ダハブに向かう。
限られた時間で見たいものはやはりピラミッドだった。


地下鉄とバスを乗り継いでギザに着いた。
僕は馬に乗って砂漠を歩く。ピラミッドはもう目の前にあった。
正直僕はピラミッドにおおきな期待は抱いていなかった。
エジプトの考古学博物館になんて行くつもりもなかった。

目の前のピラミッドは。。。。。。。ただただ山のように大きかった。
想像を超えた、大きな岩を積み上げて造られたピラミッド。
その岩に触れたとき、さらにその歴史と造られた過程の尊大さにも魅せられた。
ピラミッドの肌はゴツゴツしている。想像した滑らかな肌は一部のピラミッドの頂上部に残るのみ。
風化によって削られたその表面の岩の多くはピラミッドの麓に散らかっていた。
その驚かされる大きさの岩を美しくおさめられたままの姿のピラミッドを見たかった。

ピラミッドを見上げるその他多くの観光客もまた、同じ想いを抱いただろう。


ピラミッドはいまはカイロ、ギザの街を見下ろしている。カイロは本当に大きかった。
また訪れるおおくの観光客をも見下ろしている。
海外からの旅行者、エジプト人国内旅行者、ラクダひきの者、お土産を売る人、スリを働くもの。
果てしない程昔からこの土地を見下ろすピラミッド。
時代とともに変わる人間の様子をこのピラミッドはどう見てきただろうか。

ラクダ使いは思ったよりもおおくなくて、危険とは感じない。
僕は結果を言えばピラミッドの入場料と馬に乗った料金ですこし高い金額を払った。
ピラミッドに向かう途中に出会ったエジプト人を信頼してその人の教えてくれ通りにした。
「エジプトにようこそ。」
最初は怪しんでいたぼくも、会話からもその親切心が伝わってきた。
「僕はカイロに来た旅行者にエジプトを好きになってもらいたいんだ。」
この言葉にぼくは弱い。
なぜなら僕自身、そういう想いをもって日本を訪れた外国人に接するから。
「もしきみが日本に来たら、僕もきみと同じことをするよ。」

ふたりで顔を見合わせて笑ったあの瞬間は、嘘だったのかな。。。?


正直、その結果は僕の中で答えは出ていない。
僕と関わったのは案内してくれた人とゲートの門番、ガイドの3人。
ぼったくるにしては決して大きな額ではなかったし、振る舞いはいつも親切で落ち着いていた。
最終的に案内してくれた人とは別のルートに連れて行かれて、そこまでの親切のお礼も言えなかった。
僕は結果だけ見ると、すこし大きな額を払った。だまされたのかもしれない。
でも、どこから、誰がだましたのか、全部芝居だったのかもわからなかった。

ひとつ確かなことは"僕はだまされてることに気づかないくらい人を信用していたこと"

旅人の中で現地人を信じれなくなっている人がたまにいた。
それはそれで経験のうえの出来事であるかもしれないから僕には否定できない。
でも、僕は人を信じれなくて疲れるくらい疑うよりも自分の判断を重ねて許したら、
バカみたいにその人を信じたい。

中途半端に疑って中途半端に信じてだます人を得意がらせるよりも、バカみたいにその人を信じて、だます人のこころに罪悪感を残すくらい信じたい。

その選択で残るものから生まれる可能性のほうは僕は信じたい。
ぼくは自分の判断を重ねた中での結果であったから、不思議とぼられた感じはしなかった。

この記事を読んでくれたみなさんはどんな考え方をもって、どんな姿勢でだましてくる外国人の商売人と接しますか。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

今日も読んでいただいてありがとうございました。
応援のクリックをお願いします。
また駆け上がっていきます!

にほんブログ村 旅行ブログ 世界一周へ
にほんブログ村

行き方、場所などブログには詳しく書きませんので知りたいことがありましたら気軽にコメントしてください。できる限り力になります。
帰国したら会えたりできる関係も作ることがひとつの夢です。



0 件のコメント:

コメントを投稿