2012年11月28日水曜日

神様はこういうふうに"出逢い"を仕組むのか。

はじめて訪れていただいた方、ありがとうございます。
僕の旅エントリーのおすすめです。ぜひ、読んでみてください。
〜風景〜
また会いたくなるところ。   チェンマイにある日本人の知らないダムに浮いたゲストハウスの記事。
自分だけの景色を探して。   ダージリンで眺めた茶畑の美しさに目を奪われた。

一生一度の沐浴。       インド人と並んでガンガーに浸かる。一生に一度の経験。
瞑想のその先に。       インド、ジョードプルで瞑想に挑戦してみたときの場所が絶景。

ダハブな生活。        海に、街に、人に恋してしまうダハブの日常の魅力。

〜想い〜
欠けたもの、気づけたもの。  いざ世界一周に出て知った自分の弱さや本当に求めていたもの。
時間と僕。          小さい頃、時間は友達だったはずなのに。。。いまは競争相手だ。
チャイのコップは投げられた。 コルカタで道を歩いていたら、、、どう受け止めるかの葛藤。
愛はいつも行動の中にある。  昔の恋愛で見えなかったことがすこしづつ見えてきた時。
インドなんて嫌いだよ。    だれがこんな国をすきになる?。。。。。でも、僕は嫌いになれなかった。
夢を見つけた時。       人は夢を探してるのに、本当に見つけたらどんな気持ちになるかな。ぼくは。。。


ある世界一周者のブログの文章。 
僕が世界一周ブログを書くにあたって考え方を参考にしたブログ。
僕のブログが終わる時、僕自身がこんな人間になっていたいし、読む人にもその考えが伝わるように。 


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トルコからまた気持ちを入れ替えてエントリー書きます。しっかりと気持ちを込めて。



このおじさんはカッパドキアの街並みを眺めて悩んでいた。

僕の気持ちもまた、自分を動かしてくれる"言葉"を探して悩んでいた。


この頃は、ブログをやめないだろうと言い聞かせつつ、くよくよ悩んでやりたくないならやめちまえ!と

どこか間違った方向にも勢いでアクセルを切ってしまいそうな僕がいた。


カッパドキアはその奇形の岩や渓谷がひろがる地を気球に乗って眺めるのが観光名物。

その日の朝にあがれなかった気球たちが、日中に空に浮かんだ。

地面であんなに大きくバルーンを広げていた気球も空にあがってしまえば、その広さの前に小さくなった。

小さく可愛い雲と蒼さのコントラストが綺麗な空だったけど、そのときの僕には

小さくなっていく"孤独な気球"にしか見えなかった。


ギョレメの街や気球飛行が眺められるこの丘に、かつさんとみなこさんと一緒に登った。




僕たちの出逢いはほんとうによくある"偶然"だった。

でもそれはあとで輝く"偶然"だった。

イスタンブールからカッパドキア行きのバスにおなじく乗り合わせただけ。


最初はぎこちなかった僕らの会話も休憩所などで言葉を交わすにつれて、ひとつづつ簡単に壁を乗り越えて打ち解けて行った。

言葉遣いや話す声から人柄はにじみ出ていた。

僕も自然と「この人とは仲良くなりたい。」そう感じていた。


12時間の長旅の後、カッパドキアの街に到着した。

僕とかつさんとみなこさんともうひとりの学生、計4人の日本人はそれぞれ目的のホテルに向かった。

一緒にカッパドキアをまわる約束をするわけでもなしに。

ただ「また会えるといいね!」の言葉をかけあった。



再会は日中にバルーンがあがった日の午後。

僕がその丘の上に登りに行く途中で宿のルーフに立つふたりを見つけて、地上から大きく手を振った。


「一緒にあの丘に登りませんか!」


かつさんとみなこさんのことを知れば知るほど、幸せをもらってる気がしてぼくは微笑みたくなった。

「写真を撮ってくれないか。」と頼まれたぼく。

レンズ越しに見たふたりを見て、景色に映えるなあと思わされた。

だからといって、僕が寂しくなるわけではない。温かい気持ちを分けてもらえた。

僕は写真に関しては"撮られるより撮りたい派"。

それも撮るからにはそのひとたちの自然で一番いい顔を撮りたい。

思い出として何度も見返したくなる写真を撮ることを勝手に意識していた。

いい構図をあたまの中で思いついた時、

珍しく自分から「カメラを渡してください!」そういってかつさんとみなこさんの写真を何枚か撮った。

その写真を見てもらうときの相手の顔に僕は緊張するけど、気に入ってもらえたようで僕の顔も緩んだ。



トルコに来て、ふたりで旅されてる方や夫婦で旅してる方によく出会う。

いまはこのひとりの自由な旅でいいけども、いつか好きな人とめいいっぱい旅の時間を共に過ごしたいとも思わされる。



「そろそろ帰るか。」そういって足を帰路に向けた時、

ひとつのバルーンが丘に近づいてきて、すれすれを飛行する。

はじめは手を振っていた僕らも近づいてくるにつれて気持ちも高鳴る。



僕はかつさんと一緒に、気球を追いかけて駆け出した。


練習中の気球だろうか、地面にも思いっきりぶつかっていた。

近づこうとする僕らを乗組員が注意してきた。

手を伸ばせば届きそうな距離にもう気球はあった。


ふたりそこまで必死に走った。

子供みたいに走った。

無我夢中で走った。


僕らから離れていく気球を見守って、自分たちの"走り"に笑った。

みなこさんも「ふたりとも少年みたいだった。」って。

かつさんは「でも、こうできること大事よな。」

「これが仕事でも何でも出来たら、最強ですね!」って僕が言う。

そうして3人で笑いあった。

とってもとても楽しい時間だった。


でも、僕にとって本当に嬉しい出来事はその後に待っていた。


かつさんとみなこさんを僕の宿のディナーに誘った。

もう僕はすっかりふたりのことが好きになっていた。

かつさん、みなこさん、それぞれの雰囲気。

ふたり一緒にいるときの雰囲気。ぜんぶぜんぶが、もうなんか優しかった。


Facebookを交換した時か、

「僕毎日ブログ書いてるんで、投稿ウザかったらかくして下さいね。。。」

ブログのタイトルを聞かれて恥ずかしながら答えた時、




「わたし、じゅんいちくんのブログよんでます。」




いままで旅をしてきてはじめてだった。

いまでこそ、かつさんとみなこさんはふたりまた旅をしているけど一度ふたりは離れてしまったらしい。

別々に続けていた旅でモロッコにお互いがいることを知ったみなこさん。

でも、動けずにいたみなこさんを動かすきっかけになった言葉が僕のブログにあったって。





ブログ書いてきてよかった。

ぼくの1日に2、3時間かけてしまうブログは決して無駄じゃない。

それを実感に変えてくれた出逢いだった。

その言葉を聞いた時に、僕のブログを書き続けようという意志は固まった。

「僕、本当はブログをやめようと思ってたんですよ。でも、いまやめられなくなりました。」

ふざけて言ったように聞こえたかもしれないけど、嬉しくて恥ずかしかったんだ。

僕の欲しい言葉は、今回は僕の外にあった。

"このタイミングで神様はこういう出逢いをくれるのか"


ふたりと遅くまでお話をした。かつさんのお話、みなこさんのお話。

「本当に大切な人って誰だろう。」そんな話をしていた。

「旅を終えて、期間をあけても忘れられないひとは本物なんじゃないかな。」

僕にとっては誰だろう。


僕はかつさんがみなこさんを呼ぶあだ名が好きだった。


僕もだし大好きなふたりにも、どんなかたちであれ、それぞれ幸せになってほしいなと思う。


会って一緒に過ごした時間は短いけども、僕も自然と自分をさらけ出せるおふたりだった。






ドイツで会えるのを楽しみにしています!

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今日も読んでいただいてありがとうございました。
読んでくれる人のこころになにか残せるように言葉を探します。
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行き方、場所などブログには詳しく書きませんので知りたいことがありましたら気軽にコメントしてください。できる限り力になります。
帰国したら会えたりできる関係も作ることがひとつの夢です。




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