2012年10月16日火曜日

難病のある意味。

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初熱。

良い出会いからはじまったダージリン初日。

部屋に戻るなりベットに飛び込んだ僕が夜中に起きると、身体が熱っぽい。

「いよいよきたか。」という感じだった。

減る食欲、今までの旅の疲れに、インドの強烈さとダージリンの寒さが引き金になった。
この旅で、初の発熱。

身体の中の積み重ねた疲れを燃焼する為だろうか?

熱だけが一気にあがる。最高40.2度までいった。

ここまであがるのには驚いたが、それでも実はいつものことだった。

ダージリン2日目はホテルで一日中を過ごすはめになった。

食べたものといえば、ブランチに一杯のスープを飲んだっきり。

身体が鉛のように重くてベットからうごけない。時間だけが過ぎていった。



小学校の頃は病弱で毎年のように風邪で入院してた。

たくさん注射も打った。点滴もなれっこで、むしろ好きになってさえいた。

季節の変わり目やスキー授業の後は決まって熱を出した。

熱を出した時、繰り返し同じビデオを見ていたなぁと、ふと思い出す。

僕の場合はなぜか「もののけ姫」だった。

それすら見れないときは、年季の入った手巻き式の掛け時計の音をただひたすらと聞かなければいけなかった。

いま、実家の秋田から遠くはなれたここダージリンで寝込んでいるけど、

あの時計の音、巻く時に鳴る音はすぐに思い出せる。

目をつぶってあの時計を想像すると、孤独に陥りそうな気持ちがちょっと楽になった。

「この熱とも長い付き合いだ。そして、これからも付き合っていくんだろう。」そう思って目をつむった。

次に夜中に目を覚ました時には、身体の熱は消えて、おもりのようなだるさもなくなっていた。

「いつも通り!」

"決まってなるこの発熱も、のどの扁桃腺が弱いこともまとめて自分の人生"

自分の身体は変えられない。一緒に行きて行こう。



難病がある意味。

具合が悪くてひたすら天井を眺めている時、"病気"のことを考えていた。

"不幸、災難"そんな言葉で病気という現象を片付けている時、僕にとって病気はただの厄介だった。

それもある時、"難病のある意味"を知った時に僕の考えは大きく変えられた。


難病のある意味を知っていますか?
人間の遺伝子のシステムは同じ人間をつくらないように、
両親の遺伝子が組み合わされて子供は生まれます。
それはなんのためでしょうか。
それは人類がひとつの"病気"に滅ぼされる事をふせぐため。
あの病原菌には強いけど、あの病原菌には弱い。
その情報を交換していく過程で、
新種の病原菌にも負けない人間が生まれる反対に、
難病を抱えて生まれる人間もいる。
あなたの命も難病も、想像できないくらい長く繰り返されてきた
人類の生命の流れ、つながりの一部なんです。


それを聞いた時、決して難病を抱える人の気持ちに近づけるわけではないけれど、

自分も同じ流れの中にいることを実感し、驚いた。

考え直してみると、軽く見ている風邪のような"病気"も

僕自身の生き方の流れの中で生まれる産物であることに気づかされる。

お酒を飲みすぎる、煙草を吸いすぎる、カロリーの高いものを食べすぎる、

そういった生活習慣の中の小さな積み重ねが将来、自分の命を脅かすことにもなる。

それを知って考え方が変わった時、行動も変わっていった。

失ってからしか気づけない本当に大事な身体。

歳を取るにしたがって僕ももっと身体の声に耳を傾ける必要がある。

「身体は大丈夫?問題ない?」

親が気遣ってくれる何気ないその言葉がすこし重みを増していた。



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失ってから気づくもの。

いつも心のそばにあるもの。

近すぎて見えなくなりがちなもの。

忘れちゃいそうだから

いつでも見えるようにした。

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