2012年10月20日土曜日

ガンジスの畔で。

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ヒンドゥー教の聖地、バラナシにやってきた。

その聖地たるゆえんがこのガンジス川。"ガンガー"と地元の人には呼ばれる。

「一生に一度ここを訪れて沐浴すること。」

「死んだ際はこの川の火葬場で遺体を焼くこと。」

それがヒンドゥー教の人たちにとっての人生の喜び。

バラナシの駅について宿まで移動する。宿はガンガー沿いに集まっている。

その道の途中で、関西弁で話しかけてくるインドの若者がいつのまにか近づいていた。

「にほんじん!どこからきたの?とうきょう?おおさか?」

僕はあえて英語でコミュニケーションをとった。

こうすることでインド人の日本人に対する態度はだいぶ変わる。

適当にあしらおうとするが、その横で英語があまり得意ではない友達はそのおもしろさに飛びついた。

驚いたことに、会話はつかえることなく続いていて意味も理解して会話が成り立っている。

日本に来たこともない彼らが、「上手に日本語を使えるようになろう。」と思うくらいここでは日本人を相手にした商売が行われてきたということなのだろう。

汚い言葉に僕は顔をしかめて好きにはなれなかった。

たまに親切だなと感じる対応もあったが、最後には「店によっていかないか。」という言葉が口を出る。

その言葉の後に会話はなかった。

建物の屋上には猿がいるので注意。

久美子さんとその旦那のインド人が経営する、"久美子ハウス"という有名な日本人宿に部屋を取る。

旅に出る前から知っていた名前、記憶がまた実感に変わった瞬間だった。

久美子さんはとても朗らかで快活なイメージ。この人ならインドでも生きていけそうと感じた。

「インドの他のとこでぼられてるんだからこのぐらいいいじゃない!!」と久美子さん。

お金のことはさすがにきちっとしている。

「そんなにあかあかと言われると断れないなあ。。。笑」と僕。

久美子さんは商売上手でもあるみたいだ。

部屋にもよるが、想像したほど部屋は汚くない。むしろ綺麗だ。

久美子ハウス名物は"朝食の時間"

古い棟では旦那さんが、英語と日本語で大声を上げて朝食の時間を告げる。

「朝ご飯ですよー!起きてください!Breakfast Time,Wake up please!!」

そんなおじいさんを見て笑いながら、僕は階段をくだった。

50ルピーで食べ放題の朝食は不思議といまでも恋しくなる味。

普通に美味しく、またインドではなかなか食べれない野菜が盛りつけられている。

ぼくも友達と一緒におかわりをして、食後はゆっくりチャイを楽しんだ。



バラナシには日本食を食べられるレストランがいくつかある。

僕と城谷さんは、地球の歩き方にも載る"MEGU CAFE"に足を運んだ。

インドは好きなのだが、食事は口にあうものが少ないのが辛い。

そんな僕と城谷さんはここで「日本食の美味しさ」を再確認した。

素材のほとんどはインドの食材である。それでも日本風の味付けにからだが喜んだ。

改めてみると日本食は味付け、盛りつけ、バランスが整っているなということに感心させ
られる。

僕の大好きなトンカツ定食にも脂肪分の吸収を抑えるキャベツ、

ちからをつけるトンカツ、さいごに口をすっきりさせる酢のもの。

質素に質素に、それでいて豊かな気遣いがこんなとこにもあったのかと気づかされる。

ガンガーとともにこの地で育つこの子はなにを思う。


僕らが到着した日はちょうどガンガーの神様をまつるお祭りが日暮れに開かれた。

ただよう煙と音楽にあわせた動きが神秘的な世界観を作り出す。

集まる人も時間とともに増えていく。

大きな会場にあつまるひと、船に乗って眺めるひと、見回すとインドの人々に囲まれていた。

その人々の荒々しいようなインドらしい力強さがひしひしと伝わってくる。

今まで想いが集う瞬間には立ち会ったことはあるがそのどれとも違う雰囲気だった。

その場の雰囲気を忘れないように心にしまって、その場を後にした。



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日本食を本当に恋しく思います。

でも、それは単にその味を求めているのではなくて

その作られる過程や気づかいも本当に恋しいんです。

当たり前になってしまったそのひとつの食事に

どれだけ“ありがとう”を言えるか

旅のあとおおきく変わっていることでしょう。

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