2012年10月9日火曜日

断って、泣きそうになる。

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"断って、泣きそうになる。"

コルカタ2日目、朝は医学生ラジャと朝ごはん。

ラジャがお世話になってるホームステイ先のママの奢り。


お昼からはまたショール屋さんへ。

その日またお店を訪れた目的は、ショール屋さんの店長が"村に僕を連れていけるかどうか"を話し合うため。

日本語が話せるカンを待って、お店の休憩室でごろんと横になる。

オーナーやスタッフもたまに僕の横に来て横になった。

一緒にインド映画を携帯で見たり、日本の音楽聞かせたり。

なにもすることなくぼーとすると、いまここにこうしていることがおかしくなって笑えてくる。


カンが遅れてやってきた。話し合いが始まる。

500キロ離れた村。そこにはオーナーの婚約者もいる。

「川で子供たちと魚をとって、ヤギを丸一匹焼いて、夜は独特の強いお酒を呑もう!」

そう気兼ねなく誘ってくれる。インドの村の原体験はそうそう出来ない。

膨らむ期待だったが、交通手段が問題になった。

最終的に4日の日程で費用が3万を超えた。インドでは大金だ。

車のハイヤーがどうしても高い。

「安くはないが人生一度の経験。僕は、ぜひ君に本物のインドを見てもらいたい。」

必死に値段を下げたり、丁寧に計画を練ってくれたカンがいう。




たくさんの手間をかけさせた結果



僕は、断った。



何が心が晴れる判断か?

「一応、明日までは待てるから。」オーナーが言う。

それでその日は打ち切りになった。

ラジャと店をあとにする。空気がおもりになったのか来る時より身体が重かった。

インドの3万はデカい。それに僕は長期旅行者。

「判断は間違っていないはず…」

なのに、こころが重くて重くてどうすればいいかわからなくなった。

宿に向けてひとりサダルストリートをとぼとぼ歩く。

いつのまにか物乞いの子供が僕の手を握って歩く。

それに応える余裕もなく、ただただとぼとぼ歩く。

親切なインド人が好意を持って宿までの道を気遣ってくれる。

それにもうまく応えてあげられなかった。

日本人が多く集まる宿の前で日本人を捕まえて相談をする。

「高すぎる、行くべきだ。」意見はさまざま。


僕は、この問題のなにに1番悩んでいるんだろう。

そこに立ち返った時、答えは見えた。


僕の悩んでいたのは、村にいけないことより、あの人たちの想いに応えなかったこと。

そう気づいた。だったら解決する方法は別にある。

次の日、僕は僕なりの気持ちを少しの贈り物と一緒に届けた。

「僕は村には行けない。けど、あなたには本当に感謝している。この出会いがほんとに嬉しかったんだ。」


それを伝えたあと、僕の気持ちは軽くなった。

ただの自己満足かもしれないけど、こうするのが一番自分らしい。

「またコルカタに来い。次来た時は絶対行くぞ!」そう笑ってまた誘ってくれた。

後ろめたさを残したままコルカタを去っていたら、僕はインドに大きな心の染みを残した。

いまは自分の中に何かを積み重ねた気がする。

ここで出来た判断に至る過程は今後の人生でもきっと役に立つもの。

そんな気がした。

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友達関係を作るのが上手な人にならなくていい、

ただ友達を大切にできる人になりたい。



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