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バラナシで沐浴を終えて、アグラに向かいます!
写真も大好きだけど、伝えきれない感覚があることを思い知らされる。
眼下に広がる街と茶畑、急斜面につくられた街は下をのぞくと景色の中に吸い込まれてしまうような気がする。
からだに優しく吹きつけるそよ風は、肌を軽くなでて通り過ぎていく。
道行く人に道を尋ねると、茶畑はもう近いようだ。
教えてもらった道をゆくと途中から目的地が見えた。
遠くに見えたはしゃぐ親子をみて、僕もあそこに行きたいとおもった。
茶畑に囲まれた道を行く。周りが緑で、空は透き通った青の色。
荒い石だたみの道は、景色を見ながら一歩一歩ゆっくり進むにはちょうど良かった。
カントリーロードを口ずさみながら道を下る。
途中、同じく避暑に訪れたインド人家族や現地の若者、カップルとも出会った。
気に入った場所に腰を下ろし、ギターを弾き、歌を歌い、話し込む。
思い思いの時間を青空の下で過ごす。
その姿を見て、僕も幸せをすこし分けてもらった気がした。
好きな人がいたらここで告白したいと思えるような素敵な場所。
悩むことがあればここに来て心を晴らしたいと思える場所。
ただゆっくりひとりの時間を過ごせる場所。
ここはそんなところ。
帰り道は下り坂が上り坂に変わった。
一歩一歩、足を踏み込む角度がその坂の傾斜を感じさせる。
おまけに標高2000mという条件が息を切れさせる。
それでも間近でみるダージリンの暮らしに目をとられているうちに不思議と足は動いた。
宿に着くと病み上がりを心配した日本人の大学生が声をかけてくれた。
気づくと4時間も歩き回っていたようだ。
すこし足の疲れを感じながらも、まだまだ行ける気がする。
ダージリンでは滞在中、一度も地図というものを見なかった。
それほど小さいわけでもないし、単純なつくりの街なわけでもない。
歩き回ることで地図はあたまのなかに出来ていった。
あたまのなかに出来た地図にオリジナルの印をつける。
親切な人に出会えた印、素敵な笑顔に出会えた印。
そうやって道を覚えていくほうがもっとたのしい。
ひとつの街に長く滞在する時間があるのなら、
自分だけのあたまの地図をつくることをおすすめします。
僕のあたまのなかの地図に残る子供。イギリス人と現地の人のハーフかな。
不思議そうに僕を見つめたあとで、恥ずかしがりながら「Good afternoon!!」そう声をかけてくれた。
坂道を果敢にキックボードに座って下ろうとする子供がいるとこ。
僕も昔やろうとしたけど、その勇気はなかった。
尊敬の意を込めて僕のあたまのなかの地図に記した。
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知らない街の、知らない道を、おもいのままに進む。
あたまをからっぽに、こころをひろげて。
街にとけこめていない自分がひとの目に映る。
旅をしている、そう実感する瞬間。
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バラナシで沐浴を終えて、アグラに向かいます!
自分だけの景色を探して。
病み上がりの身体ではあったが、天気の気持ちよく晴れた朝に起こされて気持ちの準備はすぐに整った。
「ダージリンの茶畑に行こう。僕しか見れないような景色を探しに。」
そんな傲慢な想いとともにゲストハウスを飛び出す。
陽射しは優しく、歩くとすこし汗ばむ陽気。
目指すは街の眼下に広がる茶畑。つまりは下。
「道は知らない。人に聞けばいい。」僕はいつもそんな感じ。
回り道もする、行き止まりにもたまにぶつかる。
目的と違った場所でもそこは普通は見れないところかもしれない。
そういう偶然の可能性に賭けるのが自分は好きらしい。
上の写真は、たまたま空いていた家と家の扉を開けて階段を降りたところから撮影した写真。下の写真も。
目的地までの道を知っていたら、通ることのない道を歩いた。
もし、扉の鍵が閉まっていたらこの景色には出会えなかった。写真も大好きだけど、伝えきれない感覚があることを思い知らされる。
眼下に広がる街と茶畑、急斜面につくられた街は下をのぞくと景色の中に吸い込まれてしまうような気がする。
からだに優しく吹きつけるそよ風は、肌を軽くなでて通り過ぎていく。
道行く人に道を尋ねると、茶畑はもう近いようだ。
教えてもらった道をゆくと途中から目的地が見えた。
遠くに見えたはしゃぐ親子をみて、僕もあそこに行きたいとおもった。
茶畑に囲まれた道を行く。周りが緑で、空は透き通った青の色。
荒い石だたみの道は、景色を見ながら一歩一歩ゆっくり進むにはちょうど良かった。
カントリーロードを口ずさみながら道を下る。
途中、同じく避暑に訪れたインド人家族や現地の若者、カップルとも出会った。
気に入った場所に腰を下ろし、ギターを弾き、歌を歌い、話し込む。
思い思いの時間を青空の下で過ごす。
その姿を見て、僕も幸せをすこし分けてもらった気がした。
好きな人がいたらここで告白したいと思えるような素敵な場所。
悩むことがあればここに来て心を晴らしたいと思える場所。
ただゆっくりひとりの時間を過ごせる場所。
ここはそんなところ。
茶畑は山の麓に向かって永遠と続くように見える。
帰り道は下り坂が上り坂に変わった。
一歩一歩、足を踏み込む角度がその坂の傾斜を感じさせる。
おまけに標高2000mという条件が息を切れさせる。
それでも間近でみるダージリンの暮らしに目をとられているうちに不思議と足は動いた。
宿に着くと病み上がりを心配した日本人の大学生が声をかけてくれた。
気づくと4時間も歩き回っていたようだ。
すこし足の疲れを感じながらも、まだまだ行ける気がする。
ダージリンでは滞在中、一度も地図というものを見なかった。
それほど小さいわけでもないし、単純なつくりの街なわけでもない。
歩き回ることで地図はあたまのなかに出来ていった。
あたまのなかに出来た地図にオリジナルの印をつける。
親切な人に出会えた印、素敵な笑顔に出会えた印。
そうやって道を覚えていくほうがもっとたのしい。
ひとつの街に長く滞在する時間があるのなら、
自分だけのあたまの地図をつくることをおすすめします。
僕のあたまのなかの地図に残る子供。イギリス人と現地の人のハーフかな。
不思議そうに僕を見つめたあとで、恥ずかしがりながら「Good afternoon!!」そう声をかけてくれた。
僕も昔やろうとしたけど、その勇気はなかった。
尊敬の意を込めて僕のあたまのなかの地図に記した。
知らない街の、知らない道を、おもいのままに進む。
あたまをからっぽに、こころをひろげて。
街にとけこめていない自分がひとの目に映る。
旅をしている、そう実感する瞬間。
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今日も読んでいただいてありがとうございました。
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帰国したら会えたりできる関係も作ることがひとつの夢です。
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